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会場ごとに違う? オークションでの「事故車定義」と「見分け方」


会場ごとに違う? オークションでの「事故車定義」と「見分け方」

中古車オークションで注意したいのは「事故車」。
事故車は出来る限り避けたいものですが、この事故車の定義はオークション会場ごとに違う様です。

そこでオークションでの事故車の定義、また事故車であるかないかの見分け方をご紹介していきます。

事故車の定義


日本オートオークション協会から修理履歴判定マニュアルというのが公開されており、このマニュアルでの基準がオークション上での事故車の定義となります。

この事故車定義上では、車の以下の部分に破損がある、修復暦がある車を事故車と定めています。

・フレーム
・クロスメンバー
・インサイドパネル
・ピラー
・ダッシュパネル
・ルーフパネル
・フロア
・トランクフロア
・ラジエータコアサポート

これらは車の骨格部分となり、一言で言えば骨格周りに破損や修復暦がある車が事故車として扱われます。
バンパーやスポイラー、ドアなど骨格外のパーツ部分は破損や修復暦があっても事故車にはなりません。

オークション会場ごとに定義が違う

会場ごとに違う? オークションでの「事故車定義」と「見分け方」

上述の通り日本オートオークション協会から各オークション会場に修理履歴判定マニュアルを公開しています。
ただしこれはあくまで採用を促しているレベルです。
「修理履歴判定マニュアルに準じる」と明言しているオークション会場もあれば、独自ルールで行っている会場があるのも事実です。

またたとえ修理履歴判定マニュアルに準じている会場であっても、オークションでは何千台という車が売買されるので中には事故車の判断が際どい車も存在します。
またチェックする人間が変わればどうしても判定の差も出てくるので、
どの車も100%同じ精度で評価する事は難しいのが実状です。

結果、オークション会場ごとで事故車定義に差が出来てしまっている
のです。

事故車の見分け方

会場ごとに違う? オークションでの「事故車定義」と「見分け方」

事故車の見分け方は様々ありますが、しっかりと判別するにはスキルやそれなりの時間が必要になります。
そこでオークション時でも比較的簡単にできる見分け方をご紹介していきます。

■骨格の確認
車全体を見渡し骨格が歪んでいないか確認します。
明らかに形がおかしな部分があったり、車が上下左右に傾いている様な車は事故車の疑いがあります。
またボンネットやドアなど可動できる部分を動かした際に、ガタつい
たり違和感がある車も事故車の疑いがあります。

■パーツが目新しくないか
エンジンルーム、ドア、ミラー、サスペンションなど各部のパーツを確認し一部分が目新しいパーツになっていないか確認します。
一部分だけ新品パーツとなっている場合、事故暦がありその付近を修復した事が疑われます。
その場合は周囲の骨格部分も入念に調べましょう。

ボルトやナットなど骨格と連結する部品が交換されていたり、実際に骨格を板金した跡の様なものがある場合は事故車の可能性が高いです。

■左右で比較する
破損部分や修復の跡がよく判別しにくい場合は、左右で比較する事をおすすめします。
車は左右対象で同じ様な造りになっている箇所が多いので、疑いがある箇所は逆サイドの同箇所と比べて差がないか比較してみましょう。


中古車オークションでの事故車の定義や見分け方としてはこの様な事があげられます。
中古車オークションでは競売車を厳しくチェックしていますが、「実は事故車だった」という車と出会う事もやはりあります。
たとえオークションであっても事故車には十分注意を払った上で参加する事をおすすめします。
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