意外と狙い目？ 未使用車の特徴【メリット・デメリット】

中古車オークションでは未使用車も時折出回っており、意外と新車や中古車より狙い目となる場合もあります。

この未使用車とはどういったものなのか、またそのメリット・デメリットについてご紹介していきます。

未使用車とは、まだユーザーが使っていない、未使用状態の車を指します。
新古車という言葉で扱われる事もあり、こちらも意味としては同じです。

未使用車がなぜ中古車オークションに出回るかは、自動車ディーラーが中古車市場に未使用車を流しているためです。
ディーラーは、在庫の取り決めや販売成績に応じて奨励金のメリットなどがあるため、まだ買い手が付かないうちに一部の車を新車登録します。
そのうち売れなかった新車が未使用車として中古車市場に流されます。

このため、未使用車の中身は新車とほぼ変わらず（新車登録の際に若干走行している場合はあり）、その上価格も安いため意外と狙い目な車になってきます。

未使用車を購入する事のメリットは以下のような点が挙げられます。
・価格が安い(新車より1～3割程度、相場価格は安くなります)
・使用状態が新車同然(新車登録時に若干走行していたり、展示していた際に付いた軽い汚れは場合によってある)
・車検が残っており、自動車重量税が免除される
・購入した年度の自動車税が免除される(4/1以降購入の場合)
・既に新車登録手続きが終わっているため、納期、乗り出しまでの期間が早い

一番のメリットは何といっても価格の安さです。
新車同様の状態で価格が抑えられていますので、新しい車を安く買いたいという方には賢い選択と言えるかもしれません。

未使用車にはメリットだけでなく、デメリットもいくつか存在します。
未使用車を購入する事のデメリットは以下のような点が挙げられます。

・車の仕様を自分で選べない（グレード、カラー、オプション装備など）
・次の車検までの期間が短くなる（新車登録時から車検期間としてカウントされるため）
・全くの新車と比べると、経年劣化が進んでいる

一番のデメリットは何といっても車の仕様を選べないことです。
未使用車は既に製造済みであるので、グレードやカラー、オプションなどを自分好みにアレンジし発注する事が出来ません。
（後付出来るパーツなどであれば可能な場合あり）
車の仕様に細かなこだわりがある方の場合は、費用はかかるものの新車を購入した独自にアレンジした方が考え方によっては良いかもしれません。

未使用車というのはデメリットもあるものの、新しさ＆価格の安さ両方を求める方にはメリットの方が大きくなってくるでしょう。
そのため中古車オークションでの選択肢の一つとして考えておいて損はないかと思います。

ただ未使用車は出回る数自体が少ないので、たとえ欲しくても購入出来ないことも多く、ある意味そこが最大の課題と言えるかもしれません。